天徳院
?評価について

京都 天得院
年に二回だけ公開される
桔梗の庭で名高い寺院

京都市東山区にある天得院(てんとくいん)は、東福寺の塔頭寺院です。東福寺は京都屈指の紅葉の名所ですが、天得院は桔梗(ききょう)が美しい寺院として知られています。通常は非公開で境内に入ることはできません。しかし、毎年2回初夏と秋に特別拝観が行なわれ、美しい庭を見学できます。

この記事では、天得院の歴史や見どころをご紹介しましょう。

01. 何度も再建された
天得院の歴史

天得院は、室町時代初期の天平年間、東福寺第三十世住持である無夢一清(むむいっせい)禅師によって建立されました。創建当時は、東福寺に25ある塔頭寺院の中でも特に栄えていたと伝えられています。時代を下るにつれて衰退していきますが、大機慧雄(だいきえゆう)禅師により再興されました。

1614年に住職となった東福寺第227世の文英清韓(ぶんえいせいかん)長老は、豊臣秀頼に五山文学を教授した人物です。長老は秀頼の願いで方広寺の鐘銘を撰文します。この中にあった「国家安康」「君臣豊楽」の語句が、家康の怒りを買い豊臣家滅亡の引き金となりました。長老も撰文の責任を問われ、天得院は取り壊されてしまいます。

その後、1789年に天徳院はもう一度再興されました。明治になると同じ中東寺院である本成寺を合併して現在に至ります。

02. 1年中花が美しい
寺院の魅力

天得院は年に二回、初夏と秋に特別公開が行われます。初夏の公開時には桔梗やアジサイ、秋の公開時には紅葉が楽しめると評判です。今回は、天得院の魅力や見どころをご紹介しましょう。

初夏の特別拝観で桔梗を愛でる

天得院の桔梗は、枯山水庭園内のあちこちに咲いています。枯山水庭園というと苔と植物・白砂が整然と配置されているイメージがありますが、天得院の庭は一面苔に覆われた野趣あふれるものです。整えられた庭よりもくつろいだ雰囲気があり、のんびりと眺められます。本堂には華頭窓と呼ばれる釣鐘型をした窓があり、そこから臨む庭も風情があると評判です。

秋の特別拝観で紅葉を楽しむ

秋の特別拝観で見ることができる紅葉は、東福寺の紅葉と比べても引けを取らない美しさです。東福寺に比べると訪れる方が少ないので、紅葉に彩られた庭をゆっくりと眺められます。
秋の特別拝観には必ずお抹茶・お菓子または食事がセットになっており、拝観のみは受け付けていません。

庭を眺めながら食事や抹茶を楽しむ

天得院では、庭を眺めながら精進料理やお抹茶が楽しめます。精進料理は昼食と夕食があり、夕食は完全予約制です。庭を眺めながらお抹茶を楽しめる寺院は多いですが、庭を眺めながら精進料理を楽しめる寺院はめったにありません。夕飯を申し込むと、ライトアップされた幻想的な庭を眺めながら食事が楽しめます。時間に余裕がある方は、ぜひ夕飯も申し込んでみてください。

03. 天得院
アクセス情報

住所:京都府京都市東山区本町15丁目802
電話番号:075-561-5239
拝観時間(特別公開時):10~16時(夜間拝観時期あり)
拝観料:大人500円・子ども300円 
駐車場:東福寺と共通
交通案内:JR京阪電車東福寺駅から徒歩10分

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